2019年から開始した米国株ETFの積立投資。
株価上昇に伴うキャピタルゲインだけではなく、配当によるインカムゲインを目的として運用しています。
投資対象の米国株ETFは(1)SPYD (2)VYM (3)VTIの3種類。
この記事では、上述した3つの米国株ETFにおける運用実績(配当および含み益または含み損)を公開していきます。
米国株ETFへ投資する理由は以下に詳述していますので合わせてご覧ください。
【ETF】日本株投資だけでは足りない!外国株ETFへの長期投資で安心の老後資金作り
米国株ETFの運用実績を公開!
SPYDおよびVYMではインカムゲインを、VTIではキャピタルゲインを目的としています。
それぞれの特徴を簡単に述べますと、
SPYDでは4%、VYMでは3%前後、VTIでは2%の配当見込んでいます。
ETF銘柄に関する詳細は以下にまとめています。
【米国株ETF】SPYD銘柄分析 | 配当利回り3.5%~5%のS&P500高配当ETF【不労所得】
【米国株ETF】VYM銘柄分析 | 配当利回り2.5%~3.5%の高配当株ETF【配当収入】
【米国株ETF】VTI銘柄分析 | 配当利回り1.6%~2.2%のETFを解説【複収入源】
保有資産まとめ
現在の各ETF(SPYD、VYM、VTI)の保有状況をまとめます。
保有資産(2020年6月時点)
2020年 | SPYD | VYM | VTI |
保有数 | 161 | 55 | 30 |
取得金額($) | $5,356 | $4,622 | $4,535 |
評価額($) | $4,491 | $4,341 | $4,742 |
評価損益($) | -$864 | -$280 | $206 |
前回更新時(2020年5月)から、SPYDを30、VYMを11、VTIを6買い増ししました。
コロナ禍の暴落から一転、かなり含み損が解消されました。
VTIに至ってはあの下げは何だったのと思うぐらい上昇しプラ転しています。
2番底が来ると思って買うのをためらったことが後悔…
SPYDは相変わらずなところもありますが、こちらも徐々に上がってきていますね。
今は価格が安いタイミングとして、良い仕込み時と思って毎月買い増し継続です。
現在の購入額と評価額を並べみると、SPYDの含み損が際立つ結果に…
配当が出る四半期に一度、可視化をして振り返っていきます。
保有資産(2019年)
2019年 | SPYD | VYM | VTI |
保有数 | 58 | 28 | 14 |
取得金額($) | $2,237.64 | $2,563.68 | $2,232.44 |
評価額($) | $2,313.62 | $2,653.84 | $2,362.64 |
評価損益($) | $75.99 | $90.16 | $130.2 |
2019年まとめ
2019年の夏から米国株ETFへの投資をはじめ、月10万円・合計70万円のETFを購入。保有数自体に差はありますが、投資額はそれぞれ均一に近くなるよう投資しています。
2019年末では米国株が好調であったため、キャピタルゲインを目的としているVTIが最も含み益が多くなっています。
配当実績
前提としてですが、各ETFの配当月は3月・6月・9月・12月の年4回です。
まずは1株あたりの配当金額の推移を見てみましょう。
SPYDが低配当のように見えますが、1株あたりの金額がそれぞれ異なるためこのような表示になっています。
各ETFの配当金推移が月によってどう推移しているかの確認用ですね。
ここから分かることは、まずSPYDが減配しているのが明らかです。
他にはもう1つの高配当ETFであるVYMが6月に増配しているということ。
これには驚きです。SPYDの減配を補う働きをしてくれることに期待しましょう。
そして、実際の受け取り配当金額はこちら。
2020年は3月と6月でこちらも2回分の配当になります。
年別配当額(税引後) | SPYD | VYM | VTI | 合計 |
2019年 | $22.57 | $15.46 | $12.42 | $50.45 |
2020年(7月時点) |
$89.32 | $54.39 | $29.8 | $173.5 |
2020年の配当は現時点で$200に近づいています。
年末の12月には$400に到達できるでしょうか!
配当月毎の受け取った配当をグラフにしてみるとこんな感じになりました。
縦軸が配当額($)を表しています。
配当収入が増えているのが感じられるいいグラフです。
2019年は9月と12月の2回配当を受け取りましたが、直近と比較すると積み上げの大切さがわかります。
やはり、高配当ETFというだけあり、SPYDとVYMの配当が高い結果となっています。
一方、配当は少ないですがVTIは含み益が出ているので、この3つのETFは良いバランスなのかもしれません。
こうやってまとめていくと徐々にですが、保有数・配当と積み上がっていくのが実感できます。
コロナの影響で含み損が増加、配当も減額されると思われますが買い時だと考え引き続きbuy & hold。
そしてこの配当は完全な不労所得となるわけで、再投資により積み上げ、さらなる不労所得を生み出す資産に変えていきたいものです。
さっそくこの6月の配当も全て再投資に回していきます。
月5万円の配当を得るために必要な運用資金は?
運用を開始した2019年は、配当も2回ということで、合計配当$50・1ヶ月あたりの配当(12ヶ月で割ると)$5弱というものでした。
各ETFにバランスよく投資した場合の平均利回りを3%と想定すると、月5万・年60万円(税引前)の配当を受け取るためには、運用資金が2000万円必要となります。
かなりの運用資金が必要ということで、少し萎えそうではありますが、どのぐらい積立再投資を続ければ達成できるかシミュレーションしてみます。
利用したのは金融庁HPで公開されているシミュレーションサイト。

出典:金融庁(資産運用シミュレーション)
月10万円を3%で積立再投資すると、13年7ヶ月で達成となります。
すぐに効果がわかるものではなく、簡単にはいきませんが、10年目を超えたあたりから、福利効果が表れ運用収益(配当)の割合が大きくなっていることがわかります。
若い時から運用を始めることの大切さを実感します。
そして、不労所得が月5万円というのは、人生において大きな意味を持ちます。
生活費の一部、子供の教育費、住宅ローンの支払いにも十分な金額となり、人生にゆとりが生まれるでしょう。
また、年間60万円と考えると夫婦で豪華な海外旅行にも行くことができます。
しかも元金を取り崩していないため、この不労所得は基本的には資産を保有している間、一生受け取ることができるものなのです。
このように豊かな人生を実現することが可能bな不労所得。是非とも達成までの期間(13年7ヶ月)を少しでも短縮することを考えたいと思います。
入金力を上げ不労所得となる資産形成の期間を短縮
資産形成の期間を短縮する1つの方法としては、配当利回りをあげること。
配当利回りをあげるには、高配当の個別株への投資が必要となります。
ただし、まとまった資金力がないと分散投資ができないためリスクが高くなること、ある程度投資先を検討する必要があること、という2点が問題となります。
そこで考えたい方法として、入金力(1ヶ月あたりの購入金額を多くする)を上げ、投資資金を増やすということ。
もちろん給料は簡単には上がらないので、「節約」 or 「副業」しかありません。
この2つを掛け合わせて入金力を上げていきます。
今後も不労所得形成のための米国株ETF積立再投資について報告していきます。
米国株ETF以外にもイギリス株価指数へ投資しています。
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