積み立て投資として人気のあるFTSE100(イギリス100)。
人気の高さゆえに販売・売却の需給バランスが崩れ、2021年1月にくりっく株365での上場廃止が決定したほど。
そこで本記事では、少額から低リスク高利回りが可能なイギリス100積立投資についてまとめます。
現在、FTSE100積立投資で合計35万円の利益(配当金8.6万、含み益26.8万)となっています。
詳しくは次の記事にまとめていますので合わせてごらんください。
- FTSE100の特徴
- FTSE100が積立投資でおすすめできる理由
- FTSE100を低リスクで積立投資するためのポイント
5万円から積立投資できるFTSE100とは
5万円から投資できるCFDのFTSE100。
そもそもCFDって何?
という方も多いでしょう。
私自身も投資を始める直前まではほとんど聞いたことがありませんでした。
そんな方に向けてCFD・FTSE100について簡単にまとめます。
CFDとはContract For Differenceのことで、日本語では差金決済取引。
簡単に言うとFXの何でも版で、金・原油など様々な金融資産に対してレバレッジをかけて投資することができる金融商品です。
そして株価指数CFDとは、その中でも日経225やNYダウなどの株価指数を対象としたもので、FTSE100はロンドン証券取引所における株価指数となります。
詳しくは次の記事にまとめています。
FTSE100が積立投資におすすめな3つの理由
FTSE100の特徴から積立をおすすめできる理由を解説します。
❶少額から積立可能
FTSE100は日本225や米国30などの株価指数CFDと比べて、1枚あたり7,000ptと安いため少額から投資が可能です。
具体的には5万円あれば十分な証拠金維持率で1枚購入できるため、日本225と比較して1/4の資金で運用できます。
少ない資金で投資できることは、下落時の追加投資も行いやすくなるため、積立投資を行う上で大きなメリット。
レバレッジをかけながらも低リスクで運用ができます。
「CFD取引の単位=1枚」
CFD取引では1枚のように『枚』単位での取引となります。
❷価格調整額(配当相当)が年4回
FTSE100には、日経225と同じく配当に相当する価格調整額があります。
価格調整額は3月・6月・9月・12月の年4回、3ヶ月に1度受け取れます。
定期的に価格調整額を受け取ることで価格下落時も不安にならずに投資し続けることができるのがポイント。
どれぐらい価格調整額を受け取れるかは次の過去実績をご確認ください。
発生日 | 価格調整額(買い) |
---|---|
2021/12/16 | 935円 |
2021/09/16 | 485円 |
2021/06/17 | 1,136円 |
2021/03/18 | 818円 |
2020/12/17 | 712円 |
2020/09/17 | 421円 |
2020/06/18 | 546円 |
2020/03/19 | 631円 |
2019/12/19 | 768円 |
2019/09/19 | 494円 |
2019/06/20 | 978円 |
2019/03/14 | 1,228円 |
2018/12/20 | 904円 |
2018/09/20 | 555円 |
2018/06/14 | 969円 |
2018/03/15 | 1,283円 |
直近の2021年では『FTSE100』1枚保有につき3,374円の配当がありました。
2020年はコロナショックで下げましたが、2020年以前でも1枚あたりの年間の価格調整額は3,000円を超えています。
1枚あたり平均して1回500円~1,000円、年間で3,000円以上の配当。
年間合計 | 価格調整額 |
---|---|
2021年 | 3,374円 |
2020年 | 2,310円 |
2019年 | 3,468円 |
2018年 | 3,711円 |
1枚購入するのに必要な証拠金(FTSE100を購入するために必要な運用資金)は約1万円なので、証拠金あたり利回りに換算すると30%を超える超高配当となります。
ただし、この利回りはレバレッジ10倍で運用した場合なので高リスクの運用です。
リスクを下げて安定運用するには、後述するレバレッジ2.5倍(必要証拠金は1枚あたり約4.5万円)を目安にした運用をおすすめします。
なお、この場合でも配当利回りは8%超えと非常に高い利回りに。
GMOクリック証券
❸横ばいから右肩上がりの価格
過去30年分のFTSE100のチャートを見てみましょう。
上下を繰り返しながらも、ゆるやかに上昇していますね。
まさに横ばいから右肩上がりの推移。
今後、これまでのように上昇が続くかはわかりませんが、2020年のコロナショックでもリーマンショック時(2009年)の下げ幅を超えることはなかったので、4,000ptを大きく下回ることは考えにくいでしょう。
また、リーマンショックを含め2000年以降で2回4,000ptを下回っていますが、その後どちらも7,000pt近くまで確実に値を戻しています。
多少の下落や現状価格の維持であったとしても、8%を超える高配当での運用ができるので、配当をもらいながら長期で値上がりを期待できるのが魅力です。
実際に下がったポイントで購入したポジションは、含み益が大きくなっています!
きちんとリスク管理することで、少ない資金でも安定した高い利回りの運用が可能!
FTSE100の低リスクで安定積立するポイント
それではFTSE100の積立運用に関して、資金やレバレッジの考え方・運用プランについて解説します。
レバレッジをかけない日本株や米国株ETFなどは元本割れのリスクと配当や値上がり益を考慮すればよいだけですが、レバレッジをかけるFXやCFDに関してはそうはいきません。
大事なのはリスクとリターンのバランス。
急落時にロスカットをされないことが非常に重要です。
過去の最大下落幅を把握する
先ほど少し触れましたが、100年に1度と言われた2009年のリーマンショックではどうたったでしょうか。
2008年付近のチャートを見ますと、およそ2,500ptの下落が確認できます。
短期間での下落幅の大きさをもう少し具体的に確認しますと、わずか5ヶ月強で2,300ptの急落。
この下落幅を1つの目安として把握しておきましょう。
1つの目安として、リーマンショック時の急落幅(2,300pt)にも耐えられる資金で運用を行う。
『FTSE100』1枚保有するのに必要な運用資金を計算
ロスカットされないためには、必要証拠金に加え暴落に耐えられる余裕資金が必要です。
FTSE100を1枚購入した場合、100pt下落すると1,000円の含み損となります。
先ほど紹介したリーマンショックの急落幅に近い2,500ptの急落に耐えるには25,000円の余裕資金が必要になります。
・100pt下落 👉 含み損は1,000円
・2,500pt下落 👉 含み損は25,000円
FTSE100 1枚の価格が7,000ptと仮定して整理しましょう。
すなわち、1枚の「FTSE100」へ投資する場合、一時的な急落に耐えるのに必要な運用資金はおよそ3.2万円となります。
ただし、リーマンショックよりも大きい「XXショック」が数年以内に来るかもしれません。
そのような相場を想定して、1枚あたりの運用資金を3.5万円~5万円(レバレッジは約2.5倍)とするとさらにリスクを下げて安心できる運用になるでしょう。
配当金の再投資により不労所得を積み上げる
配当金はFTSE100へ再投資し、最大限複利効果を狙っています。
最初は配当も少なく効果もあまり見えませんが、枚数や配当を積み上げていくことにより気がつけば大きな資産となるでしょう。
その資産は保有している限り働き続け、配当を運んできてくれます。
まさに高配当の不労所得となり、生活に安心感をもたらすに違いありません。
低リスクで高配当な運用が可能なFTSE100ですが、くりっく365では上場廃止(取引ができなくなりました)となりました。
ということで、FTSE100への投資は私も利用しているGMOクリック証券
スマホアプリもあり非常に使いやすいサービスです。
口座にログインすると過去の価格調整額も確認できるので、投資するのは迷っているけどとりあえず過去情報のチェックだけしたい場合もよいかと思います。
GMOクリック証券
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また、FTSE100の配当を含む運用実績をまとめていますので、運用を検討されている方、運用中の方の参考になれば幸いです。
株価指数CFDの日経225CFDではトラリピ運用も行なっています。
まとめ
本記事では高い利回りの投資を少額から実現できるFTSE100についてまとめました。
1枚あたり3.5万~5万円の運用資金があれば低リスク・高利回りがしっかり狙えるFTSE100積立投資。
年間4回配当があるのも嬉しいところ。
いつ購入しても3ヶ月以内に配当を得られます。
気になる方はまずは口座を開設してみるのがおすすめです。
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