ANAカードの最高峰である「ANAカードプレミアム」。
VISA、JCB、ダイナース、AMEXと4ブランドから発行されています。
どのカードも年会費が非常に高く、そんな高額なカードを保有するメリットが本当にあるの!?と思う方も多いでしょう。
マイルは貯めたいけどプラチナカードは年会費が高すぎる。
ゴールドカードで十分では?メリットってある?
私も申し込むまでは、年間利用額から得られるマイルと年会費を計算したり、特典を見比べたり、とかなり調べました。
本記事では、そんなANAカードプレミアムの中から最もおすすめと言えるANA VISAプラチナプレミアムカードについて、保有して4年になるDoroが保有するメリット、切り替えを検討すべき利用額など徹底解説します。
- プラチナカードに決めた理由
- ANA VISAプラチナプレミアムカードのメリット
- 年間利用額から考えるANAカードプレミアム保有について
ANA VISAプラチナプレミアムカードを選ぶ理由
プラチナカードを保有するまでのカード保有歴は、ANA JCBカード -> ANA VISAゴールドカード。
そして、ちょうどANA VISAプラチナプレミアムカード(以下プラチナカード)の保有を検討したのは、ちょうどSFC(スーパーフライヤーズカード)取得のタイミングでした。
ANAカードの利用用途としては以下の通り。
- メインの決済カード
- 家族カード利用
- キャッシュレス(iD)、ETC利用
- 海外利用
主な要件としてはメインカードであること、家族カードが必要なこと。
ここで、ANA SFCゴールドカードとANA VISAプラチナ SFCプレミアムカードの年会費を比較すると、次の通り。
SFCゴールド | VISA プラチナ SFCプレミアム | ||
本会員 | 家族会員 | 本会員 | 家族会員 |
16,500円 | 8,250円 | 88,000円 | 4,400円 |
【合計】 | 24,750円 | 【合計】 | 92,400円 |
ゴールドカードとプラチナでは、年会費の差はかなり大きいです。
しかも、VISA SFCゴールドは所定の条件を満たすと年会費の割引があり、適用されると上記より6000円ほど安い18,150円に。
割引有りとプラチナカードの価格差は74,250円。
この価格差とプラチナカードの特典・還元率アップ分がどうなるか、が切り替えのポイントとなりました。
1マイルあたりの価値は、「skyコインへの交換」「国内線特典航空券」「国際線特典航空券(ファーストクラス)」など利用用途で変わり、その範囲は約1.5円〜18円までと大きく違います。
今回は「羽田ー那覇の特典航空券」や「国際線エコノミーの特典航空券」を利用した際の、換算レートである1マイル=2.5円 で考えたいと思います。
なお、ハワイの特典航空券(エコノミー)に交換する場合は、1マイル=3円弱ぐらいなので、かなり妥当なレートではないでしょうか。
それでは、ANA VISAプラチナSFCプレミアムの特典についてまとめます。
ANA VISAプラチナプレミアムカードの特典
お得度合いに直接関係する「ANA VISAプラチナプレミアムカード」の主な特典は3つ。
- カード入会時・継続時ボーナスマイル
- 搭乗ボーナスマイル
- ワールドプレゼントポイントのマイル交換比率UP
カード入会時・継続時ボーナスマイル
ゴールドカードにも同じ特典(2,000マイル)はありますが、プラチナカードでの入会・継続特典は5倍の10,000マイル。差分は8,000マイル。
搭乗ボーナスマイル
ANAグループ便の搭乗の度に、通常のフライトマイルに加え、区間基本マイレージの区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%がボーナスマイルとして付与されます。
ただし、SFC会員であればプラチナカードでなくとも95%(2年目以降は105%)のボーナスマイルをもらえるので、SFC会員にとってはメリットではないでしょう。
ワールドプレゼントポイントのマイル交換比率UP
VISAカードにはカードの利用額に応じて、ポイントが付与されるポイントプログラムがあります。
このポイントプログラムで付与されるポイントがワールドプレゼントポイント。
カード利用1,000円(消費税等含む)につき付与されるポイントは1ポイントです。
そしてゴールドカード、プラチナカードのマイル交換比率は次の通り。
- ゴールドカード:1ポイント=10マイル
- プラチナカード:1ポイント=15マイル
同じ利用額でもゴールドカードと比較して、プラチナカードでは1.5倍のマイルが貯まります。
なお、プラチナカードでのワールドプレゼントポイントの有効期限は4年とゴールドより1年長くなっているのも特典の1つ。
ゴールドカードとの差額分を埋める利用額とは
ゴールドカードとプラチナカードの年会費差額分(74,250円)を埋める利用額とはいくらか見ていきましょう。
まずは、カード入会・継続時のボーナスマイル差額分8,000マイル=20,000円を引いて、残り差額は54,250円。
次に、カード利用額100万円で得られるワールドプレゼントポイントから、マイル差額を見ます。
100万円利用した際のポイント付与は1,000ポイント。
マイル交換時の差額は、プラチナカードが「5,000マイル(15,000マイル – 10,000マイル)」多くなるため、12,500円プラス。
残り差額は54,250円なので、年間440万円の利用で得られるマイルと年会費の差額が同じになります。
すなわち、
年間利用額が440万円を超える場合は、ANA VISAプラチナプレミアムカードがお得ということ!
ANAマイルを貯めていて、カード利用額が年間440万円を超える場合は、今すぐプラチナカードに切り替えましょう!
年間でそんなに利用額はないという方も、次に紹介するプラチナカードの特典をご覧ください。
ここまでは、年会費の差額を埋める特典をメインに考えてきましたが、次からはプラチナカード特有の付加特典についてまとめます。
ANA VISAプラチナプレミアムカードのさらなる特典
ANA航空券購入時にマイルが2倍貯まる
ANA航空券や機内販売をプラチナカードで支払うと、通常100円につき1マイルが積算されるところ、100円につき2マイルが積算されます。
「羽田ー伊丹」など国内線航空券で2万円分を購入した場合、通常200マイルなのが、倍の400マイル積算されるということです。
飛行機をよく利用する場合、これだけでも大きな違いになってくるでしょう。
カード付帯保険サービス
カード付帯の保険サービスが充実しています。
補償額はさすがプラチナカードという金額。
しかも嬉しいのが海外旅行保険の場合に、三井住友プラチナカード会員(本会員・家族会員)以外の家族にも適用されるということ。
すなわち、一緒に行く子供にも補償が適用されるのです。
他のクレジットカードを調べましたが、補償範囲としてカード会員(本会員・家族会員)までは補償されていても、子供を含むカード会員以外の家族まで補償しているのは多くはありませんでした。
そしてもう1つ、海外旅行クレジット決済有無に関わらず、自動で補償されるということ。
クレジットカード付帯保険は、航空券などの交通手段の支払いをクレジットカードで行わないといけない場合が多いです。
この場合、特典航空券を利用する旅行の場合、適用されなくなるのでこの点は嬉しいポイントですね。
私はこのプラチナカードの補償があるため、海外旅行でも追加で保険に入ることはしていません。
プラチナグルメクーポン
東京・大阪を中心に約100店舗の一流レストランで2名以上のコース料理利用時に、会員1名分が無料になる優待サービス。
事前予約が必要ですが、1名分が無料になるのはかなりお得。
コースの価格帯は1人あたり1万円前後〜2万円が多いので、1万円ほどが無料になります。
1人分の支払いだけでも高くは感じますが、たまのご褒美や特別なデートでの利用など、ここ一番で利用すると喜ばれるに違いありません。
プラチナ空港宅配便
使ってみてかなりよかったサービスがプラチナ空港宅配便。
国際線利用時に自宅から出発空港まで、会員優待価格でスーツケースなどの荷物を運んでくれます。
通常数千円はするであろう荷物をなんと、1個500円(2個を超えると通常料金から20%引き)という安さ。
子供がいる場合は、移動だけでも大変なのでかなり重宝しています。
なお、帰国時も海外でのVISAプラチナを利用していれば、同じ価格で自宅まで運んでもらうことができます。
シティラウンジ ビジネスエアポート(シェアオフィス)
国際空港のビジネスラウンジのような空間を提供する「ビジネスエアポート」。
このビジネスエアポート、クーポンを印刷して提示すればシェアオフィスとして利用可能になります。
場所は丸の内、東京、神田、新橋、青山、品川、六本木、渋谷南平台、日本橋。
私はまだ利用したことがないので、外勤時の仕事の合間などに利用してみたいと思います。
ハワイでお得な特典
レンタカー(ハーツ)
ハーツGoldプラス・リワーズの会員になることができます。さらに4日以上レンタルする場合は、1日無料に!また、チャイルドシート50%OFFにもなる特典付き。
ハワイ島では空港近くにハーツがあるので利用がおすすめ!
オアフ島や1日・2日の利用であれば次のレンタカーが良いでしょう。
アトラクション優待
クアロア・ランチ・ハワイやシーライフ・パーク・ハワイなど、ハワイで有名なアトラクションが10%~15%割引で利用できます。
上記アトラクションは1人$50以上になったりするので、10%OFFは大きいですね。
まとめ:マイルを貯めるならANA VISAプラチナプレミアムカード
プラチナカードの特典をまとめつつ、年間利用額を基準として、ANA VISAプラチナSFCプレミアムカードがお得になるターゲットをまとめました。
プラチナカードにはかなり多くの特典があるため、年間利用額が400万円近い場合、いつでも切り替えを検討してもよいでしょう。
ANA航空券の購入頻度、国際線ビジネスの特典航空券利用など、マイルの利用方法によっては、利用額200万円台でもお得になること間違いありません。
上手にカードを利用して、ポイントやマイルを貯めましょう。
マイルの利用方法はやはり特典航空券がおすすめです。
国内線・国際線の特典航空券を予約する方法もご一読ください。
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