親として非常に気になるのが子供の勉強や進学事情。
一般的に中学校受験を目指す家庭では、遅くとも小学3,4年生頃から塾へ通うのが普通のようです。
いつから塾に行くべきか、どうやって勉強するのがよいのか、そんな親ならではの悩みを解決します。
子供の勉強方法はどうすればいい?
塾はいつから行くべき?中学校受験はどうしたらいい?
中学受験しない・塾行かない
我が家の方針です。
もちろん子供本人が中学受験や塾に行きたいと伝えてきた時は、本人の意見を尊重するつもりです。
それまでは親として、受験や塾を押し付けることはしないでおこうと、妻と相談して決めました。
ちなみに妻は小学校受験を経験しており、私立小中高卒・国立大卒という経歴。
一方、私は小学校受験は一切しておらず、公立の小中高卒・旧帝大卒。
受験や小学生での塾は不要と考えていますが、自分たちの経験からも勉強が不要かというと全くそんなことはありません。
むしろ、学歴があることのメリットを十二分に感じており、非常に重要だと考えています。
もちろん学歴が全てではないということも、社会で様々な方とお会いして実感しているのも事実です。
結局、勉強というのは大学入学がゴールではなく、むしろ社会に出てから必要となるもの。
社会に出てから活躍できる人の共通点は、学歴の有無よりも目標を持って学び続けているか・チャレンジし続けているか・逆境に負けず自主的に行動できるかという点が大きいと思います。
子供には、
- 自分で考えて行動できる力
- 逆境をバネにできる力
- 我慢強く継続して努力できる力
をつけて欲しいのです。いわゆる非認知能力です。
そのためには中学校受験や小学校における塾というのは不要である、というのが我が家の結論です。
むしろ受験勉強のために貴重な時間を費やすよりも、友達と思いっきり遊ぶ・本をたくさん読む・好きなことを一生懸命取り組む等、様々なことを経験するのが重要ではないでしょうか。
ただし、都内の一部地域ではクラスの7~8割の子供が中学受験を行う現状があることも認識しており、仕方がない部分もあると感じているのも事実です。
幸い、我が家のエリアは受験熱もそこまで高いわけでもなく、このような結論に至りました。
この非認知能力に関しては、伸びる子どもは〇〇がすごいに詳しくまとめられていますのでぜひご覧ください。
少しくどい書き方をされていますが、非認知能力と年収の相関など研究結果を基に述べられています。
公立・私立における教育費の違い
受験をおすすめしないもう1つの理由が教育費。
小学校、中学校、高校において公立・私立でどれだけ教育費が異なるかご存知ですか?
実は12年間で驚くほどの金額になります。
小学校の公立・私立の学習費比較から順番に見ていきましょう。
1年間で120万円の違いがありますね。決して誇張しているわけではありません。
文科省が出しているきちんとしたデータを基に算出しています。
6年間で720万円( ゚д゚)
衝撃的な数字ですね。
そして、中学校の学習費比較。
こちらは少し差が縮まって85万円。とはいえ、3年で255万円…
小学校・中学校合わせて1000万円教育費に違いがあります。
ちなみに高校も見てみますと、次のようになります。
公立と私立の差はもう少し縮まりますが、3年間で180万円…
小中高の12年間で公立と私立では教育費に1200万円もの違いが出ることになります。
子供が2人いれば2400万円、3人だと3600万円。もう家が買えちゃいます。
そして考えてみてください、小学校から私立にいって東大・京大・医学部に行ける人がどれだけの割合いるでしょうか?
灘や開成など超優秀な一部の学校を除いて、受験をすることが優位になるとは思いません。
東大・京大・医学部以外であれば、正しく勉強すれば多くの人が合格できるはずです。
実際、公立進学校には上記大学含め、偏差値の高い大学に多くの学生が合格しています。
こちらは神奈川県一の公立進学校、横浜翠嵐高校の進学実績。
2021年の東大合格者が50名(その内現役は44名)と驚きの合格実績です。
翠嵐高校卒業生の友人がいますが、決して受験戦争をくぐり抜けたタイプではなく、部活動も思いっきりやり、学生生活を楽しんでいました。
このように正しい勉強法を継続することで(方法だけでなくかなりの量も必要ですが)、受験といった無駄な教育費をかけずに、ハイレベルの大学へ進学することが可能なのです。
何より単純に、教育費で家計を圧迫するよりも、お金は旅行や投資(金融資産、子供の体験)へ費やし、しっかりと子供に向き合える方がよくないですか(°▽°)?
では、塾や受験をせずにどうやって学力を上げていくことができるのか。
ポイントは学習環境と勉強方法です。
学習環境とおすすめ家庭学習法
塾に行かないということは、必然的に家庭で勉強する必要がでてきます。
子供が勉強に取り組むのに重要なのは環境です。
やらされる勉強ではなく、なるべく自発的に取り組むことができる環境を用意してあげることが大切。
詰め込みつつ好奇心を刺激する学習を取り入れる
一時期、詰め込み教育が否定されていましたが、どう考えても記憶の定着や理解には反復学習が必要です。
小学生であれば九九なども繰り返し覚える必要があります。
このような反復学習をベースにしながらも、自律的な勉強、すなわち子供の知りたいという気持ちを掻き立てることが重要です。
そんな環境作りに最適な教材を紹介します。
おすすめ教材❶ Z会
幼児教育としてもおすすめしていたZ会。小学校コースも引き続きおすすめです。
幼児教育はZ会とこどもちゃれんじどちらがおすすめ?Z会にしてよかったと思うこと
小学1,2年生コースは、「国語」「算数」と、理科・社会の学習の土台をつくる「経験学習」の3教科がメイン。
さらに、追加料金不要で取り組める「英語」と「プログラミング学習」もあります。
やはり全体としてレベルが高い内容になっていますが、きちんと基礎からステップアップして応用へ進んでいく内容になっています。
結果として、子供にとって無理なくレベルの高い問題を解くことができるようになりました。
少し高いレベルをやり続けることで、限界を決めることなく、子供の可能性を最大限引き出してくれると感じています。
そして、オプション講座にはなりますが、一番おすすめしたいのが、思考力養成に特化した「みらい思考力ワーク」と「けいけん」。
みらい思考力ワークでは、論理的判断力や情報整理力、推理力など思考力を伸ばす教材となっています。
小学1年生にとっては難しいと思いませんか?
はじめたばかりの頃は、「わからないー、どうやるの?」と行っていた息子。
今では一人で頑張って解いています。もちろん間違うこともありますが、初めての問題でも諦めることはなくなりました。
狙い通り思考力が身についているのを実感します。
こちらは経験学習をメインとした「けいけん」
楽器を作ったり、影絵で遊ぶものを作ったり、理科や社会の基礎となる内容を体験を通して学べる教材です。
まさに子供の好奇心を刺激する教材。
影絵で遊んだ時は、影ができる仕組みを理解して外でも影で遊んでいました。
迷われている方は、まずは一度資料請求をしてみてください。
市販の書籍でも思考力を鍛えるワークがありますので、こちらを試してみるのもおすすめです。
おすすめ教材❷ くもんの小学ドリル
反復学習、先取り学習に最適な「くもんの小学ドリル」。
コツコツと取り組むことで、気がつけば学年以上の問題につなげていけます。
実際に息子は1年生ながら、毎日1枚やることで3年生の算数まで終わらせてしまいました。
九九ぐらいは1年生でできるようになってほしいなと思っていたところ、まさか割り算まで終わらせるとは驚きです。
m・kmの単位の変換などもスラスラと解いており、さすが公文と言える内容。
土日も欠かさず朝晩と30分ずつ学習しており、勉強習慣は確実に「くもん」のおかげで身につきました。
算数は次のようにシリーズ毎に別れており、最後には学力チェックテストとして全てのシリーズを含んだテストがあります。
やはりやり方を忘れていたりするようで、テストで改めて復習できるのが良いですね。
- 計算シリーズ
- 数・量・図形シリーズ
- 文章題シリーズ
- 学力チェックテスト
国語も算数同様に、シリーズ毎に構成されており、最後はテストという内容です。
- 漢字シリーズ
- 言葉と文のきまりシリーズ
- 文章の読解シリーズ
- 学力チェックテスト
この2教科をきちんと取り組めば、学校の成績は全く心配することないでしょう。
まとめ
興味を持って勉強に取り組む環境を用意する、少し高いレベルの問題をコツコツ続ける。
これだけで、きちんと理解をして学年以上の問題を解けるようになります。
勉強が大好きというわけではないですが、子供が前向きに取り組んでいるのが嬉しいです。
答え合わせや一緒に取り組む教材があり、親の負担も多少はありますが、そこは子供と一緒に過ごす時間と割り切って楽しみましょう。
塾で勉強するよりもきっと記憶に残り、様々な経験を通して得たものは、社会に出た時に基礎となる力になるはずです。
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