家計簿アプリで人気No1の「マネーフォワードME」。
本記事では実際に使って感じたメリット・デメリットから口コミ・評判までを解説します。
筆者はマネーフォワードMEを7年以上利用しています。
メリットもたくさんありますが、ここがもう少しよくなればという点も…
そこで実際に使って感じている点について解説します!
マネーフォワードMEとは?
マネーフォワードMEの特徴をまとめると以下の通り。
- 利用者数1200万人以上の家計簿・資産管理アプリ
- 無料(ただし一部機能制限あり)
- 銀行やクレジットカード、ECサイト、証券など2,600以上の金融関連サービスと情報連携
- 連携したデータから自動で家計簿を作成
- レシート自動読み込み機能
このように銀行口座やクレジットカード、ポイントやマイルまで自動で管理してくれます。
無料会員とプレミアム会員の違い
無料で利用できるマネーフォワードMEですが、無料会員は機能が一部制限されています。
そんな無料会員と有料会員(プレミアム会員)の違いを以下にまとめました。
無料会員 | プレミアム会員 | |
---|---|---|
価格 | 無料 | 500円/月 or 5,300円/年 |
データ閲覧可能期間 | 過去1年分 | 制限無し |
連携可能数 | 10件まで | 制限無し |
連携口座の一括更新 | × | ◯ |
カードの残高表示 | × | ◯ |
家計資産レポート | × | ◯ |
資産内訳・推移グラフ | × | ◯ |
負債内訳・推移グラフ | × | ◯ |
ポイント・マイルの有効期限表示 | × | ◯ |
カード引き落とし時の残高不足通知 | × | ◯ |
広告非表示 | × | ◯ |
csvダウンロード | × | ◯ |
無料版で制限される機能として特に気になるのは次の3点。
- データ閲覧可能期間
- 連携可能数
- 資産内訳・推移グラフ
今の状況だけ把握できればOK、過去のデータは見ないという場合はデータ閲覧期間は1年で十分でしょう。
気になる最大のポイントは連携可能数が10件であること。
クレジットカードや銀行・証券会社など複数連携すると10件はすぐに超えてしまいます。
この点はマネーフォワードMEのデメリットですね。
私自身、使いはじめは10件で十分でしたが、銀行口座やクレジットカードが増えたことでプレミアム会員になりました。
3点目の資産内訳や推移グラフはこのようなグラフです。
投資等で資産形成されている方はこのグラフがモチベーションになります。
実際に振り返ってみると面白いものですよ。
これらのポイントが不要であれば無料会員で問題ないでしょう。
マネーフォワードクラウドとの違い
マネーフォワードはマネーフォワードクラウドというサービスも提供しています。
マネーフォワードクラウドは法人・個人事業主などの会計や経理・人事関連の作業をクラウドで可能にするサービス。
すなわちマネーフォワードMEとの違いは、プライベート用(マネーフォワードME)か業務用(マネーフォワードクラウド)か。
基本的には個人利用には関係ないですが、個人事業主で開業されている方には実はおすすめのサービス。
2つのサービスが連携できるので、仕分けや帳簿の作成が簡単にできます!
マネーフォワードMEのメリットと良い評判
それでは
【マネーフォワードME】4つのメリット
- 操作性がGood!アプリが使いやすい
- レシート読み取り機能で簡単登録
- 複数資産をしっかり管理
- 口座の残高不足やポイント有効期限の通知(プレミアム会員)
❶操作性がGood!アプリが使いやすい
日常的に使い家計簿アプリだからこそ使いやすさはどうしても気になるところ。
その点、マネーフォワードは操作性が良く非常に使いやすいアプリとなっているので安心です。
口座連携も簡単でインストールしてすぐに使えるシンプルさ。
豊富な情報を簡単に確認できるのもGood!
家計簿が3日坊主だった方でも継続して続けることができるでしょう。
❷レシート取込機能で簡単登録
レシートを撮影するだけで内容が家計簿へ自動反映されるレシート取込機能。
マネーフォワードMEでは無料会員でも利用可能です。
商品単位で細かく支出・仕分け管理したい方にはおすすめの機能。
他の家計簿アプリでは有料機能となっていることも多いので、無料で利用できるのはマネーフォワードならではのメリットと言えます。
❸投資対象の一括管理
マネーフォワードMEでは、株など運用銘柄に関して、評価額・平均取得単価など詳細なデータを一括管理できます。
保有している株やETF・投資信託を銘柄ごとに一括管理できるこの機能、管理項目として下記の通り。
- 評価額
- 評価損益
- 取得価額
- 平均取得単価
- 現在地
- 保有数
など
平均取得単価もわかるので買い増しや損切りの判断にも使える優れもの。
米国株にも対応しているのが嬉しいポイントです。
❹残高不足・ポイント有効期限の通知(プレミアム会員)
有料のプレミアム会員機能となりますが、マネーフォワードMEの通知がかなりGood!
口座の残高不足をお知らせしてくれるため、クレカ引き落としができないのを防ぎます。
また、マイルやポイントの有効期限が近づくとお知らせしてくれます。
気がついた時にはポイントが失効してしまっていた、なんてことも未然に防げる便利機能。
マネーフォワードMEのデメリットと悪い評判
【マネーフォワードME】4つのデメリット
- 一部機能が有料
- 口座等のデータ再連携が面倒
- QRコード決済との連携ができない
- 夫婦で共有できない
❶一部機能が有料
無料会員とプレミアム会員の違いでまとめた通り、無料会員は一部機能が制限されています。
そのため全ての機能を利用するには500円/月(または5,300円/年)のプレミアム会員になる必要があります。
家計簿をつけて節約するのに月500円は悩ましい…
私自身このように感じていたので、500円払ってまでと思う方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、連携口座数が10件以下、通知や資産推移グラフなどが不要であれば、無料会員で十分なので気にする必要はないでしょう。
❷口座等のデータ再連携が面倒
カード会社など連携先による制約もあるのでしょうが、最も改善してほしい点はデータ再連携の頻度。
一定期間を過ぎるとデータ連携ができなくなり、次のように「連携に失敗している口座があります」と注意が出ます。
こうなると取引データが連携できなくなるため、再度口座連携を行う必要があります。
ほとんどの口座は半年〜1年に1回程度行えばよいのですが、paypayカードやTポイント等の一部は1週間程度で再連携が必要になってしまうので非常に煩わしい…
再連携はSMSで届く認証コードをマネーフォワードMEに入力しないといけなくて本当に面倒臭い。
せめて3ヶ月に1度ぐらいの頻度にして欲しいものです。
マネーフォワードMEさん、改善を期待します!
❸QRコード決済との連携ができない
一部のQRコード決済はマネーフォワードMEと連携ができません。
以前は多くのQRコード決済が連携NGでしたが、徐々に対応が進められているので引き続き改善に期待です。
現在、連携できない主要QRコード決済はPayPay、楽天Pay、メルペイ、Amazon Payなど。
ただし、決済に紐づくクレジットカードを連携することで履歴の反映自体は可能となっています。
❹夫婦で共有できない
マネーフォワードMEは夫婦など複数人で共有する機能がありません。
裏技的に同じアカウントを夫婦で利用することで、共有自体は可能になります。
ただし、全ての資産が共有されて見えてしまう…
自分だけで管理したい口座がある場合は、やはり夫婦での共有は難しくなります。
よくある質問
最後によくある質問をまとめます。
セキュリティ面やデータの安全性は大丈夫?
マネーフォワードMEでは、セキュリティを第一にシステムを構築・運用されているので安全性に問題ありません。
そして、安全性を担保するために外部のセキュリティ診断会社からの評価を受ける等、第三者からきちんと評価されています。
さらに、メールアドレスなどのIDやパスワードなど金融機関にアクセスするためのデータは全て暗号化され、厳重に管理されているので、安心してマネーフォワードMEを利用できます。
auスマートパスプレミアムの対象?
残念ながらマネーフォワードMEはauスマートパスプレミアムの対象ではありません。
プレミアム会員を無料で利用する方法は?
機能をフルに利用できるプレミアム会員ですが、無料で利用する方法が1つだけあります。
それは『マネーフォワードでんき』を利用すること。
『マネーフォワードでんき』を利用すると電気代が安くなるだけでなく、マネーフォワードのプレミアム会員が無料となります。
プレミアム会員を考えている方は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
実際に利用していてデメリットを感じる点はありますが、マネーフォワードMEはそれ以上に便利な家計簿アプリです。
無料会員では一部機能が制限されますが、無料でも十分に利用する価値はあるでしょう。
Twitterでも神ツールとしておすすめされている
ぜひ無料会員から始めて、お金の管理・資産の見える化をしてはいかがでしょうか。