「トラリピ」、「ループイフダン」という言葉、聞いたことありますでしょうか。
どちらもFX取引会社やCFD取引会社が行なっているFXやCFDの自動売買運用、いわゆるシステムトレードです。
この自動売買による運用を取り入ることで、難しい・ギャンブルのように思われているFX・CFD取引において年間6%~10%の運用利回りを実現することが可能になります。
安全に資産運用を行いたい、不労所得を得たい、という方にはおすすめの投資方法です。
『自動売買(トラリピ、ループイフダン)とは』、『簡単にできる自動売買』、『運用における注意点』を解説していきたいと思います。
自動売買(トラリピ、ループイフダン)とは
トラリピ、ループイフダンともに、ある一定の範囲で上下を繰り返す相場(為替や株価指数)を対象に、『一定のルールに則り、手間なく、何度も取引を繰り返す』ことを可能にする自動売買の仕組みのことです。
なお、トラリピ(トラップ・リピート・イフダン)はマネースクエア、ループイフダンはアイネット証券のサービスです。
FX取引会社やサービス自体が異なるため、それぞれに違いはありますが、どちらも英語で「もし〜なら、〜を行う」という意味のイフダンが使われており、大枠の仕組みや思想に違いはありません。
そのため、ここでは両者の細かい違いではなく、自動売買の共通した特徴である『一定のルールに則り、手間なく、何度も取引を繰り返す』という仕組みの自動売買について解説したいと思います。
トラリピ・ループイフダンの特徴
狙った値幅の中で、いくつもの「新規注文」と「決済注文」を指値で一気に発注し、相場が動くと次々と注文が約定され、それが繰り返されるのが特徴です。
一定のルール(1円間隔や50銭間隔など)に従って、買い(または売り)と売り(または買い)を繰り返します。
相場の高値や安値を狙うのではなく、上げ下げを繰り返すことによる値動きの合計を狙うため、為替などの一定のレンジ幅で推移する相場に対して非常に有効な投資方法となります。
実際のドル円、豪ドル円の2014年からのチャートを見てみますと、一定のレンジ幅で上下に動いており、トラリピやループイフダンが有効なのがわかります。
近年、1年間のドル円の最高値と最安値の差は10円ほどですが、値動きの合計はこの数倍になるため、最安値で購入する必要も最高値で売却する必要もありません。
簡単にできる自動売買
この自動売買のやり方ですが、マネースクエアのトラリピ、アイネット証券のループイフダンを利用すると簡単に始めることができます。また、完全な自動売買ではなくなりますが、1件ずつIFD(イフダン)で注文(買い指値 ➡ 売り指値)を行うマニュアル(手動)注文でのやり方があります。
トラリピやループイフダンを利用する方が簡単ですので、初心者の方はそちらをお勧めします。
マニュアル注文の場合は、年末に利益が出ている際の節税、相場急落が予想される際の対応(一時的な注文キャンセル)、一定レンジのみの注文数追加など柔軟な運用が可能となるので、慣れてきたら検討してみてください。
トラリピでの注文方法
らくらくトラリピ注文
トラリピを掛けるレンジを決めて、一発で発注することができる「らくらくトラリピ注文」。
説明も丁寧なので、画面に従って設定していくだけで、迷うことなく注文することができます。
ループイフダンでの注文方法
売買システムから選択
ループイフダンは取引する値幅が通過毎にいくつか決められており、その範囲内でのみの運用となります。
売買システムおよび取引数量を選ぶだけなので非常に簡単に始めることができます。
売買システム名は以下の内容を表しています。
ループ幅の前にあるアルファベットは、B=BUY(買)、S=SELL(売)を表しています。Bは新規の注文を買いからしか行わず、Sは新規の注文を売りからしか行いません。
上記の場合、ドル円を原則15銭(15pips)ごとに買い注文をし、原則15銭(15pips)ごとに利食いするループ・イフダンとなります。
手動(マニュアル)での注文方法
どのFX取引業者を利用しても問題ありません。
ただし、広いレンジで仕掛けるためには主要通過において1,000通過単位から取引できるFX業者を選びましょう。
新規注文をIFDで行い、買い指値・売り指値ともに自由に(ただし1円、50銭、25銭毎などの一定のルールに基づく)設定します。
例えば、ドル円において以下のように設定します。
①110円買い ➡ 111円売り
②109円買い ➡ 110円売り
③108円買い ➡ 109円売り
①の売りが約定された場合、再度110円買いと111円売りのIFD注文が必要になります。
毎回の設定が面倒で、完全に自動化したいという方はトラリピおよびループイフダンを利用しましょう。
運用における注意点
この運用方法は含み損が将来の利益になるという特性のため、運用資金が含み損+必要証拠金に耐えられなくなることが一番の注意点です。
これを回避するためには、『想定レンジ』、『取引数量』、『ロスカットレート(運用資金的に円高が進んで耐えられなくなるレート』というリスク管理が非常に重要になります。
リスク管理については次にまとめていますので運用前に参考にしてみてください。
私が自動売買を選択した理由
サラリーマンにとってほぼ24時間取引が行われているFXにおいて、チャートを監視し続けるということは不可能です。
以前は裁量取引でポジションを持っていた時などは、仕事中も値動きが気になって仕事に集中できませんでした。
一方、この自動売買では下がったら将来の利益になるポジションが構築され、上がったら利益が発生するため、どちらに相場が動いても問題ありません。
レートを見ていなくても安心して仕事や家族との時間を過ごすことができるのです。
シミュレーションにより事前に最大リスクを把握しているということも大きいですね。
サラリーマンの副業には非常に合っている投資方法です。
また、サラリーマンだけでなく、安定して投資の利益をあげていきたい方はまずは少額から試してみることをお勧めします。
私の運用成績はこちらに週単位・月単位でまとめていますので是非ご覧ください。
運用中のCFD自動売買設定も運用成績とともに公開しています。
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